マンションの買い時の判定方法について(広島県/噺家/74歳/女性)

私は広島県に住む74歳の噺家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの購入には非常に高額の資金が必要となる事から、誰しもが少しでも安く購入したいと考えていると思います。しかし、マンションの購入価格はその時々の経済状況や不動産市場の売買需給などによって変動するため、買い時の判断を下すのは不動産の専門家であっても容易な事ではありません。タイミング悪く購入してしまうと実際の購入後に不動産価格が下落して価格差損を被るリスクもあるので、マンションの買い時は様々な経済データや市場データを基に慎重に判断を行う必要があります。この点、何を判定材料にするかは人によって異なりますが、誰しもが必ず判断材料としてチェックするものが何点かあります。その代表例は国内の長期金利レートです。


長期金利レート(10年国債の金利レート)は住宅ローンの金利設定において基準となるレートです。このレートが高い時に住宅ローンを借りると住宅ローンの金利も高く設定され、このレートが低い時に住宅ローンを借りると住宅ローンの金利も低くなります。一般にマンションを購入する際には、住宅ローンを活用する人が殆どですが、そのような人の観点からは長期金利レートが低い時に購入すると、住宅ローンの金利負担が軽減され、結果的に総支払い額を低く抑える事ができます。従って、国内の長期金利レートが過去平均のレート水準より低い場合は、買い時であると言えます。また、長期金利以外にも、マンションの新規供給件数が過去平均に比べて著しく多い時は、供給過多で価格が下がる傾向があるので、その時も買い時と判断する事が出来ます。