僕は宮崎県に住む70歳の整備士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
消費税の増税に加え、景気回復に伴う金利の上昇が見込まれることから、マンションの買い時は今だと考えている方もいるかもしれません。しかし購入する前にはじっくりと検討することが一番重要です。消費税が増税されればその分支払額が増えることは間違いありません。たとえば建物価格が2000万円の物件を購入した場合、消費税が1%違うだけで20万円も差が出ます。消費税が10%であれば、200万円の消費税がかかってきてしまいます。また金利が上がればその分ローンの支払額も増加してしまいます。仮に借入金が3000万円とした場合、1%上がるだけで数百万円も支払額が増加してしまいます。金利が上がる前に住宅を購入する選択は正しいと言えます。
このようにマンションの購入を検討している場合、消費税と金利は大きな問題になってくることは間違いありません。しかしマンションを購入する上で一番重要なのは、購入するだけの準備が整っているかどうかです。何故ならマンションを購入することが目的ではないからです。マンションを購入した後にはそこでの生活が待っています。お子さんがいれば教育費や養育費、病気にかかれば入院費がかかるなど、これからの生活を十分に過ごせるだけの貯蓄が必要です。また仮に職を失った場合、ローンの支払いはどうするのかなど、購入前に考えるべきことは沢山あります。そういったことをしっかりと考えた上で、今本当に買うべきなのかを決める必要があるのです。