マンションの買い時とは(大阪府/社会福祉士/46歳/男性)

僕は大阪府に住む46歳の社会福祉士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


第二次安倍政権発足以降景気回復の一環として金利上昇策やインフレ政策を行っており、それと同時に「アベノミクスの今だからこそマンションは買い時である」などと叫ばれるようになりました。しかしこの買い時という言葉は一癖も二癖もある物で、ここ十年間ずっと買い時じゃないか、などとという皮肉などもありますし、そもそもマンションや住宅などと言った物は必要だから買うのであって時期が良いから買うというタイプの買い物でも有りません。その上で、一般的にどういった時期に「買い時」と叫ばれるのかというと、主に価格と税制、そして住宅ローンなどの金利の三つの面に注目し、それらが好条件の場合そのように叫ばれて宣伝が行われる傾向があるます。


まず価格というのはそのままで、市場の需要が下がったり一般的に不況などと呼ばれるようになると新築マンションの価格が下がる傾向にあります。逆に需要の増加や好景気の場合、比較的時期が調整しやすい住み替え需要なども相まって価格が高騰するわけです。次に税制ですが、これは消費税の増加や贈与税枠の増加などの影響で需要が左右されます。最後に金利の上昇ですが、住宅ローンを組む際の金利が低く、それ以降上昇するようならばその低い内に買った方が得であると言えるわけです。これらを複合したり一部分だけを抜き出したりして、「買い時」という言葉で宣伝されるのです。このように実態があるようでない物なので、そういったうたい文句に惑わされずにしっかりと調べて自分で計画を立てながらマンションを購入するようにしましょう。