マンションの販売価格と年収(山口県/軍人/29歳/男性)

僕は山口県に住む29歳の軍人です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションを購入する際の資金として、一般的には1年分の収入と同額程度の頭金を用意し、年収4年分の住宅ローンを組むことが必要だとされています。つまり購入できるのは、年収の5倍の価格のマンションということになります。たとえば年収が400万円の人の場合、2000万円のマンションが適しているというわけです。それ以上の価格の場合、頭金をもっと多く用意しなければ、住宅ローンを組むことが困難になります。収入に対して住宅ローンの負担が大きすぎると、生活が苦しくなったり、最悪の場合は金融機関に競売にかけられてしまうことになります。そのため生活に困らないような目安として、年収の5倍という数字が挙げられているのです。


しかしこれは、新築の場合のみに言えることです。中古の場合は、もう少し安い物件を選ぶ必要があります。なぜなら新築の場合は借入期間や金利の面で優遇されますが、中古だと優遇されないからです。つまりやや短い期間で返済しなければならず、金利も多めにかかってしまうというわけです。そのため、やや安めの物件を選ぶことが必要になるのです。またマンションを購入すると、その後は毎月修繕積立金を支払うことになります。この修繕積立金は、築年数が増えるにつれて高くなります。つまり新築の状態よりも中古の状態の方が高いというわけです。そのためたとえ同じ2000万円のマンションだとしても、中古の方が金利や修繕積立金の負担が大きくなります。入居後の生活の負担を考えると、中古の場合は年収の5倍未満で購入した方が良いのです。