マンションの耐用年数(栃木県/気象予報士/37歳/女性)

私は栃木県に住む37歳の気象予報士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの購入を考えるときには、その建物の耐用年数についてはとても気になります。高いお金を出して購入すると言うことになるので、住んでからすぐに建物が劣化すると言うことになるととても困ってしまうからです。そこでこの建物の劣化を見る指標についてはいくつかありますが、その中に設備や配管についてがあります。多くのマンションの平均寿命は46年くらいとなっており、取り壊されています。なぜ取り壊しが行われているのかというと、設備や配管に関して、それを取り替えることができない作りになっていることが多いのです。したがってこのまま残しておいて建物は大丈夫であっても、配管部分が劣化してくると言うことがあるのです。


このような設備や配管などの寿命はどのくらいになっているのかというと、だいたい25年から30年といわれています。多くの建物で、昔に建てられた物件には、この設備や配管をコンクリート部分に埋め込んで作られたものが多くなっています。コンクリートにこの部分が埋まっていると言うことは、配管類を取り替えることができないと言うことになります。したがってこれらの配管類の寿命がなくなるときに、同時に建物の寿命も終わると言うことになるのです。したがってマンションの耐用年数を長くすると言うことは、これらの設備や配管に関してはコンクリートの中に埋めないことが条件となっています。最近ではこのような工事の方法は行われていないことが多いです。