私は滋賀県に住む59歳のコンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
分譲マンションの耐用年数を決めるのはいくつか要因があります。ちなみに最低でも現行の建築基準法は守っているわけですから、少なくとも30年は持ちます。さらにいえば、統計データでは平均は43年です。あくまで平均ではありますが、それなりに参考になるデータですから、覚えておくとよいです。耐用年数を決める要因ですが、一つはコンクリートの厚さです。分譲マンションはすべて鉄筋コンクリートで作られているものです。ですから、その鉄筋を覆っているコンクリートの厚さがとても大事になります。ちなみにこれをかぶり厚といいます。これが厚ければ厚いほど耐久性は高くなります。ですから、購入するときにはこの値を聞いてみるとよいです。
出来るだけ厚いほうが良いです。但し、それが耐震性に繋がる、というわけではないです。確かに影響はあるのですが、地震に対する重要な要素と言うのは、構造にあります。コンクリートの厚さも大事ではありますが、地震のエネルギーを上手く逃がす構造になっているのか、ということが重要なのです。耐用年数、というのは基本的には何事も起きなかったとき、ということが多いのですが、地震や大きな建物ですから雷、水害も最近では雨でよくあることです。そうしたことにも強いマンションであるほうがよいです。総合的に見て、耐用年数が高いマンションを選ぶことです。マンションというのは、色々と災害際策がなされているものです。買う前に確認することです。