マンションの耐用年数を延ばす方法(栃木県/潜水士/25歳/女性)

私は栃木県に住む25歳の潜水士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


鉄筋コンクリート造のマンションの耐用年数については諸説あります。建物自体は100年以上もつと言われている一方で、実際には配管などの劣化から40年程で取り壊されたり大規模なリノベーション工事が必要になったりします。建てられた時代の耐震基準や工法によってどのくらいもつかということが変わってくるため、その物件の耐震年数が知りたい場合には、個別に調査をする必要があるのです。また、同じ建物であったとしても、管理者のメンテナンスへの取り組み方によって耐用年数は変化してきます。中古マンションを購入する際には、その建物の築年数だけで耐用年数を判断せずに管理会社に依頼して詳しい説明を受けておくことが必要となります。


たとえ築年数が100年近い物件であったとしても、途中で適切なリノベーション工事が完了している場合には更にその寿命を延ばすことができます。建物自体の寿命はコンクリートの劣化具合によって異なってくるので、その部分にフレッシュコンクリートを注入することで改善させることができます。コンクリートが経年劣化によって酸性に傾くことで、中に空気や水が浸透しやすくなって中の鉄筋が錆びついてしまうのです。状況によっては鉄筋部分の張替え工事を行うなどして全体の強度を強くする工事が行われます。立地や間取りが良くて取り壊すのがもったいないようなマンションの場合には、こういった内容の工事を行うことで耐用年数を延ばす対策が取られています。