マンションの耐用年数を伸ばす方法について(新潟県/SF作家/43歳/女性)

私は新潟県に住む43歳のSF作家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


日本は地震大国です。数年前に発生した東日本大震災がまだ記憶に新しいですが、同レベルもしくはそれ以上のレベルの地震が発生する可能性を否定できる人はいません。日本列島は環太平洋火山帯にちょうど乗っかったような位置にありますので、日本に住んでいる以上、避けて通ることはできない自然災害だと言うことができます。大地震から身を守る方法は様々ですが、住宅の耐震性能を上げることがとても重要になってきます。地震が発生しにくい地域に住むようにすれば、まだ安心できますが、絶対に安全であることが保証された地域など存在しません。実際に、大きな地震が起きにくいと言われていた関西地方で、阪神淡路大震災が発生したことからも明らかです。また、仕事の都合などで自由に転居するわけにはいかないという人が大半です。


ここで、マンションについて考えてみると、一般的に耐用年数が長ければ長いほど、高い安全性が期待できると考えられています。耐用年数が長いということは、それだけ建物が頑丈な造りになっているという証拠になりますので、万が一巨大地震が発生するようなことがあっても、建物の倒壊を免れることができるだろうと考えられています。もちろん、最低でも、現在の建築基準法が定めている耐震基準は満たしている必要があります。ただし、それだけで地震に対する備えとして十分だとは言えません。耐震工事プラス免震工事や静振工事が施されているようなマンションを最初から購入するようにすれば、安心することができます。また、大規模修繕の際に耐震リフォームを実施することによって、マンションの耐用年数を伸ばすことも可能です。