マンションの耐用年数や性能表示について(宮崎県/プラントハンター/63歳/男性)

僕は宮崎県に住む63歳のプラントハンターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数については、税法上は47年と定められています。資産価値を求める必要がある場合にはこれを基準に減価償却費等を求めますが、実際にはこれより早く取り壊されるマンションもあれば、60年を超えて住居としての使用が続けられているケースもあります。耐用年数の短いマンションの場合、立地や建築時に使用するセメントの状態によって劣化が早まってしまったというケースがあります。同時に多いのが、配管面の問題が出て来たにも関わらずこれを取り換えられる構造になっていなかったというケースがあります。一般に配管の耐用年数は建屋そのものよりも短いとされており、それが建屋そのものの寿命にまで直結してしまった例とも見て取れます。


従って世代を跨いで長く居住出来るマンションを購入するには、前述した耐用年数を短くする要因を乗り越えたものを選ぶ必要があります。一般にも見極めやすい指標としては、住宅性能表示制度と呼ばれるものがあります。これは対象となった建物がどの程度の耐用年数を前提にして建築されているかを等級によって示したものであり、最も高い等級では75~90年を目安とするかなりの長寿命が見込まれています。この等級には前述した材質・配管の双方の要素が加味されています。全ての建物に義務付けられている訳ではありませんが、表示がある場合は大いに参考に出来ると言えます。実際の内覧状況等と照らし合わせる事で、長期間居住出来るマンション選びが可能となる訳です。