マンションの耐用年数は実際どのくらいか(富山県/音響技術者/29歳/女性)

私は富山県に住む29歳の音響技術者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


自分の家を購入する際には、人はそれぞれのライフプランに合わせて様々な選択をします。郊外に一軒家を建てたり、都心の高層マンションの一室を購入したり、それぞれが自分に合った選択をするのです。化学の進歩が著しい現代では、昔ながらの木造住宅ではなくコンクリートの建築物が増えてきました。一軒で起きた火災が瞬く間に広がっていき、辺り一帯の家屋が燃えてしまうというようなことも滅多にない時代となりました。そんなコンクリートで作られるマンションに住むことによって自宅が燃えてしまったり、倒壊、崩壊するリスクは減りましたが、このコンクリートで建てられたマンションというのは、いったいどの程度の耐用年数があるのでしょうか。


2002年に国土交通省が作成した報告書によれば、マンションの平均寿命は46年で、建て替え物件の着工時期は築後37年となっています。この平均寿命とはあくまでも取り壊されたものの平均寿命であって、実際には30~40年程度で取り壊されるものがある一方、同時期に建てられたものであっても、これよりもずっと長い間住み続けられるようなマンションもあるのです。これらを大きく分ける要因としては、劣化のしにくさであったり入居後の適切なメンテナンス、地震などの外的要因の3つが主に挙げられます。外的要因に関しては防ぎようがありませんが、購入の際には劣化しにくいような十分なコンクリートの厚さがあるかや、しっかりとメンテナンスを行ってくれるかどうかを気にするかどうかによって、マイホームの寿命を少しでも伸ばすことができるのです。