僕は福岡県に住む30歳のシナリオライターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの耐用年数は60年、というのを耳にしたことのある方も多いと思います。国土交通省の2002年の報告書ではマンションの平均寿命は46年、建て替えたときの年数は建築後37年となっています。このように、マンションの平均寿命といわれるのは、建ててから何年で壊されたかというものなので、耐用年数とは異なることを覚えておいてください。じっさいには、30年ほどで建て替えられるものもある一方で、50年たっていてもまだまだ人が普通に住んでいるマンションもあります。建物に使われるコンクリートの材質、設備等のメンテナンスが容易かどうか、地震などの多き化外的要因の影響など、耐用年数に影響のあるものはたくさんあります。
建物が劣化しにくいのかしやすいのか、つまり耐用年数が長いのか短いのかの判断は普通の人が判断するのは難しいのが現実です。このようなときに簡単に判断する方法の一つに、住宅性能表示制度というものを利用する方法があります。この制度の表示の中で、劣化対策等級というものがあります。この部分で等級3に分類されている建物はおおむね3世代つまり75年から90年の耐用年数を見込める建物であることを示しています。等級2であれば、50年から60年ほどということを示しています。もちろん通常行われるはずのメンテナンスが行われること、地震などの自然災害などの影響がないことを前提にはしていますが、チェックしておきたい項目です。