マンションの耐用年数はどれくらいか(秋田県/警務官/31歳/男性)

僕は秋田県に住む31歳の警務官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


例えば目の前にある新築マンションに、一体どれくらいの間住み続けられるのか、すなわち、その物件の耐用年数がどのくらいか。皆さんはご存知でしょうか。一般的にマンション(=鉄筋コンクリートの建物)の寿命は「60年」と言われています。しかし、これは官庁が資産を計算する上で便宜上定めたもので、絶対的な数字ではありません。また、1998年には法改正が行われ、「47年」というより短い数字が登場しています。官庁のデータによると、マンションの平均寿命は「46年」で、建て替え物件の着工時期は築「37年」という数字もあります。確かに、統計的にはこのような数字がありますが、物件の耐用年数はそれぞれの建物によって異なるのが現実です。そして、それを決めるのは、主に3つの要因です。


まず1つ目は、建物本体の劣化のしにくさと、設備や配管類の維持管理のしやすさです。例えば、使われているコンクリートが、セメントよりも水の方が多ければ劣化は早いですし、鉄筋を覆うコンクリートが厚いほど劣化は遅くなります。また、配管類の寿命は25~30年と、建物そのものよりも短いので、これらの取り替えが出来なければ耐用年数も短くなります。2つ目は、適切なメンテナンスがなされているかどうかです。そして3つ目は、地震などの外的な要因です。これらを全て含めて、現在販売されているマンションでは、住宅性能が表示されています。それによれば、等級1は法律の最低ライン、等級2は50~60年、等級3は75~90年の耐用年数があることになっています。