僕は滋賀県に住む43歳のマタギです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
トンネルのコンクリートが落下しました・高速道路や三桟橋に亀裂がみつかりました・先ごろ中国でマンションが傾き崩壊しました、などよくニュースで耳にします。私たちの住むマンションの耐用年数は実際どれくらいなんでしょう。中古物件には築35年、ハワイのコンドミニアム築50年、近代建築の建物築100年とあります。よく、「コンクリート住宅は60年もつ」と聞いたことがあります。これは、鉄筋コンクリート造りの建物(マンション)の資産を計算するうえで便宜上、財務省が一律で決めた法定耐用年数の「60年」からきているみたいです。国土交通省でなく、財務省が決めたのです。しかし、税制改正以降の鉄筋コンクリート造りの建物の法定耐用年数は「47年」にみじかくなっています。
財務省の定めた耐用年数は47ねんですが、国土交通省発表では、マンションの平均寿命は46年、建替えは築後37年となっています。資源の限られた日本人の感覚からすればもったいない気もします。しかし、同じ鉄筋コンクリートマンションなのに短命と長命のものがあります。それには、建物の寿命を左右する3要素というものがあります。①もともと劣化しにくい建物(建築時のコンクリートの水とセメントの比率が適正であったこと。鉄筋に厚いコンクリートがしてあった)②入居後の適切なメンテナンスの有無。③外的要因の違い(地震や台風など)以上の劣化しにくいかどうかは素人には判断できません。そこで見極める方法に、住宅性能表示制度があります。首都圏や大手が手掛けるものにはこの制度が利用されていますので、購入の際は参考にして下さい。