マンションの耐用年数はどのくらいか(岡山県/レーサー/33歳/女性)

私は岡山県に住む33歳のレーサーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数については、いろいろな説があります。実際に取り壊されている年数の平均値から37年と言う人もいますし、税法上の減価償却期間を基準にして47年と言う人もいます。また、コンクリートや鉄筋自体の性能から考えて100年以上持つはずだという人もいます。もちろん、使用されている建築材料の質やメンテナンスの状況などの影響を受けますので、一概にマンションの耐用年数はこれくらいだと言い切ることは難しいのが実情です。ただし、木造建築が主流になっている一戸建て住宅に比べれば、かなり長持ちするのは確かです。つまり、良いマンションを購入して、正しい方法でメンテナンスを実施していれば、かなり長い耐用年数を期待することができます。


ただし、いつかは必ず寿命がきます。老巧化した建物にそのまま住み続けているのは危険ですし、設備の故障なども発生します。大規模修繕では対応しきれないような状態になってしまった場合には、いったん取り壊して建て直すことになるケースが多いです。ただし、建て替えには想像以上に高額の費用がかかります。なぜかと言うと、新しいマンションを建てるために、まず古い建物を解体する必要があるためです。鉄筋コンクリート造りの建物の解体費用は、一般的に坪単価8~10万円程度と言われています。超高層マンションの場合ですと、念入りな粉塵対策なども施さなくてはなりませんので、解体費用はもっと高額になります。それプラス新しい建物の建築費がかかることになりますので、耐用年数が長くなっているに越したことがありません。