私は山口県に住む73歳のテクノクラートです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
不動産は時間とともに劣化していくので、ある以上の時間がたつと取り壊しをします。その時期は建物によりますが、マンションの場合はだいたい数十年といわれます。建物を利用できる期間を耐用年数と呼びますが、その期間は考え方によっていろいろな見方があります。例えばマンションは30年位しか持たないという考えもあります。それは建物そのもの劣化ではなく経済的な需要がなくなって、取り壊しが行われるのが30年位という意味です。ですから実際は30年を超えても利用できる場合が多く、中にはリフォームをして100年以上使えるタイプのものもあります。またメディアなどでいわれるマンションの耐用年数に幅があるのは、メンテナンスによる違いが原因です。
最近は建物を改修する技術が向上していて、昔はできなかったような工事が可能になっています。そのため昔作られて改修が不十分だったマンションと、最近のリフォームをしてきた建物では違いがあります。この2つの建物が混在していますから、建物の耐用年数についてはっきりとは答えられないわけです。ただ一般的に使えるのは40年位だといわれます。リフォームをしっかりしておけばもっと長く持ちますが、建物の設備が劣化するので色々不都合が出てきます。また改修自体も古いマンションほど費用がかかりますから、建物を直すよりは建て直したほうが安くなる事があります。そのためまだ直せば使える建物であっても、色々な事情があって40年位で壊されることが多いようです。