マンションの耐用年数は、専門家によっても意見はさまざま(東京都/国税専門官/56歳/女性)

私は東京都に住む56歳の国税専門官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数は、専門家によっても意見はさまざまですが、一般的には40年程度と言われています。それは、マンションの老朽化等の影響が大きいとともに、老朽化が進むと設備の改修などに費用がかかっていくためです。マンションを維持管理する上で、維持管理費用が徐々に増えていき、建替えをしたほうが安くなるためです。後は、耐震性が低い物件については、より強度の高い耐震性が必要になり、建替えるケースもあります。法律等で耐震基準が変わるため、古いマンションの場合には、不安が大きいからです。実際には多くの物件が建替えを行うことになります。耐用年数が40年程度が平均となれば、非常に短いため、最近の物件は建替えまでの期間が長くなるような設計を行っているところもあります。


耐用年数が長い物件を見極めるために、住宅性能表示制度を利用することが重要です。基準に従いマンション選びを行うことで、耐用年数が長い物件を選ぶことができます。物件選びの際には、必ずチェックする基準値となります。具体的には、住宅性能表示制度には、劣化対策等級というものがあります。等級をチェックすることで耐用年数の見極めを行うことが可能となっています。等級は1,2,3とあり、等級3が建築基準法で定められた最低基準値となっています。次に、最新物件の想定年数をきちんと販売元に確認をすることです。どういった設計方針で作ったのか、長持ちさせるためにどういった技術を使っているのか等をきちんと理解した上で購入することが重要となっています。