マンションの耐用年数に関する話(埼玉県/指揮者/51歳/女性)

私は埼玉県に住む51歳の指揮者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入する際に気になることの一つが耐用年数です。中古で既に建ててから10年以上経過しているような物件を購入する際、新築であっても自分が残りの人生を一生そこで生活することが出来るのかどうかを考えれば、耐用年数は気になるものです。マンションに限らず、建物は建ててから年月の経過とともに劣化していく事は避ける事が出来ないために、耐用年数を気にするのは当然です。マンションはコンクリートで出来ているから長持ちし、60年は持つと考えている人もおります。この60年というのは、勝手に出てきた数字という訳ではなく、鉄筋コンクリートの建物の資産の計算の便宜上で、財務相が決めた法廷耐用年数からきていると言われております。


ただ、1998年の税制改正によって、鉄筋コンクリート作りの建物の法廷耐用年数は47年に変更されております。ただ、いずれにしても税の関係上設定された年数であるために、これらの値がマンションの劣化と直接関係がある訳ではありません。国交省が2002年に作成した報告書では、マンションの平均寿命は46年で、建て替えの着工時期は建築後37年というデータがあります。ただ、これらは平均であり、同じ時期に建てられた建物でも取り壊される物件もあれば、問題なく使えている物件もあります。長寿であるかどうかを一般人が見極めるのは難しいですが、住宅性能表示制度を利用している物件もありますので、その表示をチェックする事である程度の判別をすることは可能です。