マンションの耐用年数について考える(長崎県/ボディーガード/23歳/男性)

僕は長崎県に住む23歳のボディーガードです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数についての話題はなかなか答えの出ないものであります。おおむね50年~60年くらいと言われていますが、明確な答えはないというのが実情です。マンション紹介の記事を見ていても、築年数や間取り、駅からの距離などは、書いてあっても、耐用年数の記載はないものです。買い手側からすれば、それは長ければ長いほどいいと言えます。住宅の寿命に精通している大学教授の研究によると、木造住宅の寿命は64年、マンション(鉄筋コンクリート)については68年と言われています。無論、これは一つの見解に過ぎず、配管の状況や居住者の意識の在り方によって変わっていきます。今般の技術の進歩等を考えればさらにのびると考えられます。


コンクリートは当初はアルカリ性であります。これが空気中の炭酸ガスを吸収して、中性になっていきます。そしておよそ60年をかけてコンクリートから鉄筋に到達し、鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを押し出すようになってしまうという事態が発生します。ここで、錆びた鉄筋を交換し、フレッシュコンクリートを注入して補修、その表面に厚さ1.5㎝程度のポリマーセメントモルタルを塗布することで寿命は60年程度プラスされ、耐用年数140年とする意見もあります。実際に、集合住宅であるマンションを建て直すということは大変なことです。建て直しをするには、多くの区分所有者の賛成と多額の費用を集めなくてはいけません。ただし、いずれは直面する問題ですので、日ごろからいろいろな準備をしておきたいところです。