マンションの耐用年数についての知識(滋賀県/花火師/21歳/男性)

僕は滋賀県に住む21歳の花火師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションは一生に一度の買い物で、入居したらずっと住み続けたいと考えている人も多いでしょう。しかし生涯暮らしたいとは思っても、建物の寿命である耐用年数がどれくらいあるのかを、具体的に知っている人となると少ないのが現状です。多くのマンションは鉄筋コンクリート造りですから、長持ちすると漠然と考えているのではないでしょうか。鉄筋鉄骨コンクリート造りの住宅の法定耐用年数は、税法上では47年と決められています。しかしこの年数はあくまでも税金計算を行う上で減価償却費を計上するための便宜的な年数であり、実際の建物の耐用年数とは違います。もともと法定耐用年数は60年だったので、マンションは60年もつと思っている人もいるのですが、その後47年に変更されたように、見極めるのは難しいのが現実です。


そもそもマンションは、立地も大きさも構造や住み方もそれぞれ異なるので、一律に耐用年数を決めることには無理があります。30~40年で取り壊される建物がある一方で、長く住み続けられている建物もあります。建物本体に関しては、鉄筋コンクリートの質や配管設備等が維持管理しやすいことが重要です。「住宅性能表示制度」という便利な方法があるので、これを利用するのも良いでしょう。この制度に基づく表示項目を見れば、専門家でなくても住宅の性能を判断することができます。この性能判断は第三者が行いますから安心感があります。また「マンションは管理を買え」とよく言われるように、メンテナンスも建物の寿命や住み心地に大きな影響を及ぼします。計画的に修繕を行うことが、建物を良好に保つ秘訣と言えるでしょう。