マンションの耐用年数と寿命(山梨県/バリスタ/29歳/女性)

私は山梨県に住む29歳のバリスタです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの購入をお考えの方が気になることの一つに耐用年数があると思います。これは建物が耐えられる年数という意味合いと、その資産が減価償却資産の利用に耐える年数の二つの意味合いがあります。建物における減価償却は法定耐用年数として決まっていて、よく耳にする「60年は住める。持つはず。」というのは、鉄筋コンクリートで造られた建物の法定年数が60年であったところからきているのだと思います。この鉄筋コンクリート造りのマンションの法定年数も1998年に税制改正されて以降は47年となっています。法律で定められた耐用年数と実際に耐えられる年数については別で実際には長く住めるマンションも多く存在することを知っておかなければなりません。


次に構造上の耐用年数について。こちらは実際にはどのくらいの間、構造上耐えられるのかという問題です。最初に国土交通省の2002年の報告書によると平均的な寿命は大体46年で、建て替え物件の建て替え時期は築後37年となっています。これはあくまで取り壊されたマンションの平均寿命で、これよりもずっと長く住み続けられているものもあります。建物本体の劣化の進み具合や適切なメンテナンス、地震などの外的要因でその建物の寿命の長さが決まってきます。こういった点から一概にどれくらい長く持つのか寿命を判断するのはとても難しい事です。マンションを購入するにあたって、法で定められた耐用年数と実際の寿命とを理解し、それらを勘定にいれたうえで選ばなければなりません。