僕は京都府に住む67歳のコラムニストです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築で買ったマンションはどの程度の耐用年数があるのでしょうか。60年や46年に37年など色々な数字が踊っています。これは法廷耐用年数であったり、建替え物件の着工時期のなど、行政が公にしているデータなどがきっかけになっていると思われます。現実にマンションの寿命を決める要素はいくつかあります。一番大きいのは建物本体に関するもので、コンクリートの厚さやそこに含まれる水の量は非常に重要な要素です。最近のマンションは鉄筋コンクリートで造られています。鉄筋の周りをコンクリートで覆っているわけですが、コンクリートは時間とともに収縮してきます。すると鉄筋とコンクリートの間に隙間が生じ、そこから雨水などが入り込むことで鉄筋が錆びて劣化の原因になるのです。
そのほかでは配管の設置位置が重要です。コンクリートよりも劣化の早い配管類が交換可能な位置に設置されていることによって交換が容易になります。配管を交換できればその建物の寿命を延ばすことが出来るのです。さらに適切なメンテナンスや自然災害による外的要因も寿命を決める大きな要素です。これらを総合的に判断することによってマンションの寿命が決まるのです。最近では難しい構造の知識がなくても住宅性能評価表によって簡単に耐用年数を調べることが出来ます。劣化対策等級の項目を見てみましょう。長いものでは3世代が住むことの出来る場合もあります。長期にわたって住むことを希望しているのであればこの等級の高い物件を選ぶよいでしょう。