僕は岡山県に住む75歳の司書です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションの耐用年数とは、コンクリートや鉄筋、鉄骨といったその構造によって決まるとも言えますが、もちろんそれだけではないものです。どれだけメンテナンスを行っているかによって大きく変わってくるものです。そのために通常は長期に渡って修繕の計画を立てることになります。そのために修繕積立金を毎月払い、資金管理を行って手入れや補修を行って少しでも長く、快適に住めるようにするわけです。コンクリートの耐用年数は50年とも言われますが、実際はそれ以上経つマンションは多くあります。それでも、最近では高層マンションも多く建設されて人気がありますが、このような大規模なものとなると、また別の課題が出てくることになります。
それは、コンクリートの重量そのものに建物が耐えられるかどうかということです。あまりにも荷重がかかればひび割れを起こすことにもなるために、軽量化が課題となっています。そのような中でコンクリート自体の性能も進化し続けています。荷重性能を高める高密度なものが開発されており、それによって耐用年数も100年を謳うものも出てきているのです。古くなったマンションには建て替えの問題も持ち上がってきています。所有者の賛成を得ることができないと建て替えは難しいのですが、もちろんその費用の問題もあります。そのために、なおのこと耐用年数の長いマンションの開発は続けられています。そしてまた、メンテナンスの面からも効率の良い補修を行うことになるのです。