私は福岡県に住む50歳の通訳です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
これからマンションを購入する人にとっては、どのくらいの耐用年数を期待できるかという点が大きな問題になってきます。かなり高額の買い物ということになりますので、あまりにも寿命が短いのであれば、購入することを躊躇してしまうことになります。一戸建て住宅を購入した場合であれば、万が一建て替えるしかないということになったとしても、自分一人の判断で工事することができますが、マンションの場合はそうはいきません。まず管理組合の決定を経る必要がありますが、異なる事情を背負った人が居住していますので、簡単に建て替えの決議がなされるようなことはまずありません。ですので、一戸建て住宅よりも耐用年数が長めになっていることが、必然的に求めらるようになっています。
ただし、木造建築が多い一戸建て住宅に比べれば、鉄筋やコンクリートが使用されているマンションの耐用年数の方がはるかに長いのは事実です。しかし、具体的な年数をあげるということになると、専門家の間でも意見が分かれていますので、簡単に述べることはできません。よく利用されるのは、税法上の法定耐用年数です。これは会計上の減価償却費を計算するために定められている数字ですから、マンションの強度が正しく表現されている数字ではありません。ただし、一応の目安とすることはできます。これによると、1998年以降に建築された鉄骨鉄筋コンクリート造りや鉄筋コンクリート造りのマンションの耐用年数は47年ということになっています。ただし、法律が改正される以前は60年とされていましたので、大雑把に言って、50~60年程度は持つものと考えることができます。