マンションの耐用年数とはどれくらいか(奈良県/樹医/69歳/女性)

私は奈良県に住む69歳の樹医です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの耐用年数とはどれくらいかというのは、税法上は47年と定められています。ただ実際はこれよりはやくメンテナンスに入っていきます。日本ではマンションができはじめて、50年ぐらいしか経過していません。ですから実際のところ何年もつかは、そういった物件がないのが本当のところなのでわからないのです。また30年くらい経つと建て替えてしまうのが実情なので、あまりにもふるい物件になりにくいのです。あまりにもふるい物件は買い手がつかず、魅力のない物件になってしまいます。こうならないように、ある程度の期間がきたら補修や建て替えを行うのです。そして適切なケアをすることによってマンションは耐用年数を伸ばすことが出来るのです。


そして現在ではそういう中古マンションが非常に多くなってきています。ふるい物件は間取りなども現在のように広い部屋があって開放的な感じではありません。ですから耐用年数が過ぎる前に現代的な使い道や機能を付けて販売するリノベーションが増えてきています。このリノベーションマンションは新築の同じような間取りのものや設備のものより、安価に購入できる利点があります。耐用年数が長いといわれているものでも、定期的な細かい修繕などが行われていなかったり地震などで被害があった場合はかなり耐久性が落ちている場合もあります。あくまでも年数は目安であって、すべての建物が同じわけではありません。大切に使われているものは耐久性が高くなります。