マンションの築年数について(和歌山県/医療事務員/43歳/女性)

私は和歌山県に住む43歳の医療事務員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


中古マンションの購入を検討されている方には、築年数を検討条件に挙げられる方が多くいます。10年以内で探すという方が多数をしめます。しかし、これは適切な選択となっているのかを考えてみます。マンションの寿命は約50年程といわれたりします。ご購入者はローンを組む事が多いので、ローン完済時の事も考慮されているのだと思います。ローン完済後に、何年住む事ができるかとなります。ローンの完済時に、住めないのでは困ります。まず、寿命が約50年程というのは、昔に建てられたマンションの取り壊しが行われたのが、この築年数が多い事からです。しかし、施工技術や建築資材も進歩してきています。安全面でも30年前からの新耐震基準に合格した建物は、大きな地震が発生しても、人命に係わる倒壊や崩壊はしません。それ以降も基準の見直しは行われていて、さらに安全になっています。


中古マンションの耐用年数が長くなっているからといっても、どの建物でも同じとはいきません。耐用年数は長くなっても、適切に補修やメンテナンスが行われてきた、建物を選択する必要はあります。10年を過ぎていても、大規模な補修が行われていて、補修の内容も壁面や屋上や給排水設備等が、適切に補修されてきていれば、快適に住む事ができます。お住まいになった後に、急に建て替えや大規模修繕が必要になる事も無いでしょう。また、屋内についても、リフォームやリノベーションを行っても、全体的に低コストで済む事が多くあります。築年数の数値のみで判断されるんではなく、内容を検討すると、お得な物件を手にする事ができる事もあります。