私は愛媛県に住む29歳の不動産鑑定士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
現在では日本国内には数多くのマンションが林立しており、築年数がそれぞれありますが、1981年より以前に建てられたか、それ以降に建てられたかにより、耐震性に違いがあります。1981年に新耐震基準が法律により定められ、地震に強い建物が建築されるようになりましたので、1981年以前の建物については、そのまま使用するのであれば耐震工事を行わないと、耐震性に不安があり、地震の際に倒壊する恐れがあります。マンションは鉄筋コンクリート造が多く、木造に比べて耐用年数が長く頑丈ではありますが、耐用年数を経過してくると、コンクリート内の鉄筋が錆びてボロボロになったり、コンクリートだとしても亀裂が入って強度不足になったり、もろくなったりします。
安全を考えますとやはり時期が来たら補強工事をしたり、建て替えをする必要があります。日本国内でもようやく一番最初に建設されたRC造の団地が老朽化により取り壊されましたが、今後徐々に年数が到来したRC造の建物については、取り壊して新たに建設されていくものと思われます。マンションの築年数が経っていくにつれ、あちこち傷んでくるので、修繕をして建物を維持していき、いずれは取り壊していくのが今までのやり方でした。これからは、取り壊さない、あるいは取り壊すまでの年数を長くするやり方が主となっていくのではないかと思います。特に日本の木造建築(住宅)や他の建築物について言われているが、建物の寿命が短すぎるという意見が諸外国と比べて言われています。もっと大事に建物を扱い、必要なメンテナンスをしっかりすることにより、マンションはもちろん全ての建物を長く使うことができると思います。