マンションの平均耐用年数(静岡県/ファンタジー作家/56歳/女性)

私は静岡県に住む56歳のファンタジー作家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションには耐用年数というものがあります。これは法的には、鉄筋コンクリート造りのマンションでは47年となっています。もともとは財務省が一律で60年と、法定耐用年数を定めていたのですが、1998年の税制改正で変更になりました。こうして法的に耐用年数は定められているものの、やはり実際には同じ鉄筋コンクリート造りといえども、様々な理由により耐用年数というものは変わってきます。コンクリートの水とセメントの比率や建築様式、建築後のメンテナンスといった人的な要因ものや、地震や台風といった外的な要因も影響してくるのです。そのため同時期に建設されたマンションでも、この年数に差が出てくることも少なくありません。


47年と法的に定められていても、実際には平均37年前後で建て替えを行うところが一般的です。安心安全を前提に居住スペースとして利用するには、これは妥当な年数と言えます。とはいえ、その年数でマンションがダメになるのかといえば、そうではありません。少しずつメンテナンスを繰り返しながらも、実際に100年近く建っていたものもあるのです。地震の多い日本という国では、外的要因での劣化というのは非常に比率的に高いのです。そのため安全面を最優先に考慮して、問題の無い状態だったとしても早めに建て替えを行うところが増えているのが現状なのです。因みに木造のマンションの場合はコンクリート造りよりも少なく、耐用年数は30年ほどと言われています。