マンションの専有部分と共用部分(香川県/ファンドレイザー/53歳/女性)

私は香川県に住む53歳のファンドレイザーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションでは区分所有と言う考え方が基本ですから、購入者は玄関のドアから内部の部分が購入できる専有部分となります。専有部分の範囲に関しては誤解が生じているケースもありますし物件によって異なることもありますが、基本的には外壁に面する壁までの範囲となります。ですからベランダやバルコニーに関しては専有部分からしか出入りできませんが、通常であれば共用部分となります。専有部分に関しては購入者が自由に手を加える事が可能ですが、共用部分に関しては基本的に個人が自由にできないのが普通です。もちろんベランダやバルコニーに関しても専有部分ではありませんので、許可無く手を加える事はできませんし許可がでないケースも出てくると言えます。


専有部分は玄関のドアから内部となりますが、玄関ドアに関しては共用部分となるため自由に交換や補修ができない部分となります。マンションでは管理組合を設置して共用部分の管理を行っていますので、管理組合が定める規約により購入者が手を加えても良い範囲が定められているのです。マンションでは鉄筋コンクリート造が多い構造となりますが、壁式構造の場合には専有部分の中に耐力壁が設けられている場合があります。耐力壁は構造上重要な部分ですから、専有部分の中にあっても居住者が自由に手を加える事ができないのが普通です。最近ではリノベーションを目的として中古物件を購入する人が増えていますが、リノベーションによって間取りを変更する場合でも、耐力壁がには手を付けることができないため間取りの変更にも制限があるといえます。