マンションの地震時の対策(香川県/アナウンサー/67歳/女性)

私は香川県に住む67歳のアナウンサーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


東日本大震災が発生し、建物の地震対策だけではなく、液状化現象に対する対策の必要性があることがわかりました。地震の被害を最低限に抑えるためにも、これからマンションを購入する際は、建物の耐震性だけではなく、液状化などの災害対応も考えて物件を選ぶ必要があります。液状化現象とは、土や砂、水などで構成された地盤が、地震などで構成が崩れて液体状になる現象のことで、埋立地や川、海や湖の近く、地下水位の浅い土地などで起きやすいとされています。液状化現象が起きると、建物が地盤の中にめりこんで傾いてしまうこともあります。現在、多くの自治体で液状化予測図を作成しているので、まずは建物のある自治体を探して、建物の地盤の状態を事前に確認しておくようにしましょう。


また、災害発生時の対応や避難場所についても事前に確認しておくことをおすすめします。地震や火災などの災害が発生した場合、建物近くの避難場所がどこにあるのか、あらかじめ把握しておくことは非常に重要です。多くの自治体が避難所マップなどを作成しているので、避難場所に行くまでの経路などを確認しておきましょう。震災などの非常事態が発生した場合、地域コミュニティーの役割が重要になります。日常の防災意識やいざという時の計画、食糧の備蓄や消防訓練など、コミュニティーの成熟度がいざという時に大きな差を生むので、マンションを購入する際は、これから住むことになる土地のコミュニティについて、自治体の広報誌やホームページなどを確認しておくことも大切です。