僕は香川県に住む29歳のアクチュアリーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。

大地震が起きると、広範囲に及ぶ影響が発生します。自分が直接被災しなくても、その影響を少なからず受けるでしょう。倒壊してビルの映像などを見ると、地震に強い建物の大切さを思い起こさせられます。それで、マンションを選ぶ際にも、地震対策がしっかりしているかどうかを検討する人は増えています。では、どのような対策を講じる物件があるのでしょうか。たとえば、免震構造の建物があります。これは、耐震構造とは異なります。耐震構造の場合は、揺れに耐えることを基準にして建設されます。それで、大きな揺れでも倒れることはほぼありません。しかし、揺れは建物を襲います。その揺れの結果、部屋の中の背の高い家具などが倒れる危険はあります。

家具の固定などをしていないと、危険があります。免震構造マンションは、地震に対する対策の立て方が根本的に異なります。免震、つまり揺れそのものを減らすことを目的とした設計なのです。簡単に言えば、建物の基礎部分に揺れを吸収する装置が設置されています。それによって、非常に強い揺れが発生しても、建物そのものはあまり揺れずに済むのです。建物が揺れても壊れないようにという発想ではなく、建物の揺れそのものを抑え込もうというコンセプトです。揺れそのものが軽減されるわけですから、地震の際の恐怖も軽減されるでしょう。家具が倒れて下敷きになるような事故も起こりづらくなります。揺れに対する対策は、いろいろなので比較検討が必要です。