僕は高知県に住む55歳のダイバーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンション購入時に気になるのは、その耐震性だと思います。家族の安全を守るためには、当然ですよね。地震に弱いマンションの目安として、1981(昭和56年)以前に建てられたものという説があります。1981(昭和56年)以降に建てられた物件は、震度6~7程度で倒壊せず、震度5強程度の地震では損傷を生じないレベルの「新耐震基準」をクリアしています。1981年(昭和56年)以前の物件なら、念のために耐震診断を受けておくのも良いでしょう。我が国では、有る程度の規模の物件を建築するためには、「建築基準法」という法律を遵守すべきと定められており、この法律に沿って建てられた物件は、ある一定基準の安全性が守られていると言えます。
「建築基準法」レベルよりももっと耐震性のある物件を希望するのなら、それ以上の耐震性能基準にのっとった高い耐震性能で建てられたマンションを購入する事をおすすめします。高い耐震性能を持つかどうかは、2000年に施行された「住宅性能表示制度」を参考にすると良いでしょう。「構造の安定」という項目の中に、等級1~3の「耐震等級」という項目があります。等級1は「建築基準法」レベル(震度6強~7では倒壊・崩壊しない程度)、等級2は「建築基準法」レベルの1.25倍、等級3は「建築基準法」レベルの1.5倍です。病院や消防署は等級3のレベルで建てられています。また2007年以降、住宅性能評価書に「免震建築物」という表示が出来るようになりました。マンションの地震対策は日々進歩していますが、マンション購入時には、安心のためよく調べてから購入しましょう。