私は長崎県に住む42歳の機長です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新しいマンションを購入するに当たって、一番に気になるのは地震の問題です。日本は4つのプレートの上に成り立つ世界でも有数の地震大国ですから、いつ何時大地震に見舞われても良いように耐震性のしっかりした建物を購入したいものです。一般的に知られているように、建物の耐震基準は1981年に改正され、新耐震基準が作られました。新しい建物に住む際は基本的にこれ以降の建築物を見つけると安全性が高いとされています。これにより耐えうる地震の規模も震度5程度から震度6強以上に設定しなおされ、尚且つ建物の倒壊だけではなく中にいる住人の安全性にもポイントがおかれるようになりました。マンションをご購入する際は、大切にしておきたい部分です。
耐震基準以外にも、マンションは地震に対してどのような対応策を練っているものなのでしょうか。地盤の問題も大切です。いかに構造上揺れに強いマンションを作っても、建物が乗っている地盤が脆ければあっと言う間に崩れ落ちてしまいます。液状化が起こらない場所に建てられているか、起きても大丈夫なように地中で強固な対応をとられているものを探しましょう。また、建物の倒壊以上に注目しておきたいのが、いざと言う時の避難経路の問題です。大震災が起きた場合に気を付けなければならないのは扉の歪みです。火災などで急いで避難しないといけない時にも、玄関のドアが壊れているケースが多発しています。例え震災で建物が歪んでも扉は開くよう設計されているマンションがありますので、その辺りも注目してみましょう。