僕は宮城県に住む56歳のテクニカルディレクターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションのような高額物件を購入する際に最近注目されるようになってきているのが地震に対する耐震の強度です。日本の多くの場所では、今後巨大地震が来ると言われています。さらに、大型の地震が起こるのではないかと言われている地域では特に地震に対する関心は高いものになっています。しかし、居住予定の場所がどの程度のゆれに耐えることができるようになっているのかを示すデータはなかなか手に入れることができませんし、手に入れたとしても専門的な内容になっていることが多いのがなかなか分からないことも多くあります。そこで、1つの簡単な判断材料になるのが、物件が建築された年月日というのが耐震状況を知る1つの手がかりになります。
マンションなどの大型構造物を作る際には、必ず建築基準法にてらし合わせて建設が行われています。この建築基準法は大きな出来事があると改訂をされてきます。耐震性も同じで大地震が発生するたびにこの基準法が見直されてきました。特に注意しておきたいのが1981年という数字で、この年に大きな改訂があったため、この年よりも前に建設されたのか、後になって建設されたのかには大きな耐震性に対する違いがあります。また、1994年の大震災によって多くの命が失われた経験から1995年にも基準が見直されており、1995年以降の建設なのかそうでないのかでも耐震基準が大きく異なっています。建設された日が1つの手がかりになってきます。