マンションの地震対策としての工法について(広島県/助教/38歳/男性)

僕は広島県に住む38歳の助教です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンション購入の際、購入を決めるポイントに地震への対策が十分に行われているかについても重要な判断材料になります。マンションが行っている地震対策として、建物の構造によるものには3つあります。1つ目は耐震構造です。耐震構造は、柱や壁などを強化し建物を固定し支えることで、建物の揺れに耐えさせるという構造になります。構造を強化しているため、揺れても倒れにくいという特徴がありますが、大きな地震では揺れが大きくなるという特徴もあります。2つ目として、制振構造というものがあります。この工法は、マンションの屋上会などに制振装置を設置するという地震対策になります。装置により、地震の揺れを制御する方法で、高層マンションでよく利用される手法です。


この対策は、超高層マンションでの強風対策としても利用されるものとなっています。3つめの工法として、免震構造があります。この方法は、建物の基礎部分に揺れを吸収するクッションのような装置を設置し、揺れを低減させようとする工法になります。この工法のメリットは、揺れそのものを吸収するため大きな揺れでも、建物内では揺れが軽減されるということがあります。また、これら工法とともに地盤も重要となってきます。固い地盤の上に建てられており、これらの工法が採用されている物件では、比較的災害にも強い物件と判断できます。最近の新しい物件では、これらいずれかの工法により建築されている場合がほとんどである為、購入の際確認することが重要です。