マンションの地震対策(宮城県/カラーセラピスト/60歳/女性)

私は宮城県に住む60歳のカラーセラピストです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


東日本大震災以降、マンションの地震対策に注目が集まっています。マンションや高層階の建物の地震対策として、「耐震」、「免震」、「制振」のおもに3つの構造手法が存在します。「耐震」は、大地震がきても建物が倒壊しない基準を満たすことを目的として、地震の揺れに対抗する強固な構造で設計されています。「免震」は、地盤と建物を絶縁して免震装置をはさみ、地震の揺れを建物に伝えない構造で、建物へのダメージを軽減するほか、建物の中にある物の落下による損傷も免れられる可能性があります。ただし、コストが高いため普及率は高くありません。「制振」は、階層ごとにダンパーを組んで揺れををふさぐ方法です。免震に比べコストが低いメリットがあります。3つの中で、免震がもっとも先進的な構造手法であるといえます。


3つの構造手法それぞれにメリットとデメリットがありますが、この3つのうちどれを選択するかは、土地の地盤や建物の高さ、コスト費用やデベロッパーの判断によって違ってきます。これからマンションを購入する人は、建物にどの構造手法が採用されているのか、なぜその構造手法を採用したのかを確認しましょう。どの構造手法であっても、メンテナンス時期や免震装置の交換時のコストなどを確認することが必要です。また、クローゼットや収納が充実した間取りのマンションを選べば、家具の数を減らすことができます。大震災の被害対策のためには、建物だけでなく地盤調査なども大切です。最近では地盤調査の結果がインターネットなどで多く公開されているので、これらを利用する方法もあります。