マンションの地震保険について(宮城県/カメラマン/43歳/女性)

私は宮城県に住む43歳のカメラマンです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションでの地震保険は、ロビーやエントランスなどの「共用部分」と、自分が住んでいるスペースを指す「専有部分」とに分かれています。共用部分は、管理組合で加入しているのが通常なので(もちろん例外もあります)、各世帯で加入を考えるのならば、専有部分に入るかどうかの選択になります。この場合、加入しておくことをおすすめします。なぜなら、共用部分に損害があり、専有部分にはなくても、主要構造部である共用部分が全体の3%以上の損害を受けると、それに応じて保険金が支払われる仕組みになっているからです。逆に、共用部分は無事だったけれども、専有部分に損害が生じた場合、加入していなければ、もちろん保険金は受け取れません。


専有部分の地震保険を付帯することで、共用部分・専有部分のどちらに損害が生じても、保険金を受け取れる可能性は広がるということです。(共用部分に3%以上の損害が出た時に、保険金は支払われます)地震災害で怖いのは、家を失うこと、または住めなくなる状態が長く続くことです。地震で自宅マンションが居住不可能な状態に陥った時、専有部分に加入していなければ、再び住める状態になるまでの間は、公的援助と貯蓄のみでしのぐことになります。個々の事情だけでは事が進まない共同住宅なだけに、地震保険に加入して、万一に対して経済的に備えることは有益です。ローン残高がない人や、貯蓄が十分な人以外は、建物・家財の両方に入っておくことをおすすめします。