マンションの地震の耐震性の判断の勘所。(北海道/浮世絵師/45歳/男性)

僕は北海道に住む45歳の浮世絵師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションといっても、所詮は人間の作った造形物であって、完全ということが言えないところもあります。ただ、言えるのは、基準に沿って建築されていれば、地震の損害に対しては、可能な限り最小減で抑えることができるということです。現在ある耐震基準というのは、2000年に大改正した基準が最新であり、このときに、初めて細かな基準というのが、法的に整備された年でもあります。その前の基準というのは、1981年に大改正した基準でありますが、詳細な部分については規定がされていないところでもあります。この基準の時に起こった阪神淡路大震災においては、1981年以降に建てられた建築物においては、ほとんどの建築物が、あのときの震度に耐えることができましたが、1階部分が駐車場であったり、吹き抜けであったりした場合、構造上の問題での崩壊があったのは、法的な縛りが足りなかったことによるものが多くあります。


実際に建てられたマンションにおいては、その構造的な問題も含んで崩壊している部分もあって、吹き抜けや駐車場などの構造に、弱さが生じたのは否めないところでもあります。このとき、1981年以前の設計・施工された物件のほとんどが倒壊、或いは、倒壊の危機になったのは、新しい記憶として残っています。そのことから、現在の基準であれば、問題はないと考えるのですが、前にも書きましたが、人間のやることでもあるので、最終的には自分の判断で判断することになります。以上のことから、どんなに耐震性があると判断されていても、吹き抜けや1階に駐車場のあるマンションというのは、リスクを見ておいた方がいいし、地震が起きた場合には、その場所を離れた方がいいと判断するのが過去の事からわかります。