私は東京都に住む37歳の衛視です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
分譲マンションの購入を検討するとき、何階に住みたいかも検討されるかと思います。見晴らしや景色の良さを重視して考える方や、遮音・防音性を重視して考える方など、人それぞれで優先ポイントは違います。地震の揺れを気にされる方もいらっしゃるでしょう。ここでは、その揺れで選ぶ時のポイントについて、ご紹介します。一般的に中高層マンションでは、最上階が1階より2~3倍大きな揺れになります。超高層マンションでは、直下型地震では上層階の方が揺れが少ないこともありますが、巨大地震では上層階が大きく揺れます。基本的に、上層階の方が揺れが大きいと考えておきましょう。参考までに、超高層物件と中高層物件の揺れの比較をしてみます。
中高層物件の揺れは、揺れ幅は狭いけれども激しく揺れます(=大きな揺れが作用します)。一方、超高層物件では、揺れ幅は大きくゆっくりと揺れます。つまり、建物重量あたりの地震力は、超高層物件の方が中高層物件より小さいということです。ただし、震災の規模や震源によって、建物への影響は変わり、またその高さや構造によって、建物は固有の揺れをします。最近では、揺れを大幅にカットする免震マンション・制震マンションも建設されていますので、併せて検討されることは有益です。東日本大震災では、津波がクローズアップされましたが、地震そのものの揺れの被害も忘れてはいけません。転倒防止と飛散防止が、身を守るひとつの手段ですので、物件を決められた後には、その対策も講じましょう。