マンションの地震の安全対策を確認しておく(大阪府/気象予報士/45歳/女性)

私は大阪府に住む45歳の気象予報士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


同じマンションでも地震が起きた場合の揺れ方や揺れの大きさは、住んでいる階数によって違ってきます。一階に住んでいる場合には、あまり揺れを感じなかったり被害がない場合でも、上層階になると揺れも大きくなって被害が大きくなることがあります。一階では家具が揺れるくらいの地震で倒れたりしなくても、中層階や上層階では壁にひびが入ってしまったり、家具が転倒してしまったりすることがあります。また、建物自体には被害がない場合でも、室内の被害が大きくなることがあります。そのため、上層階に住んでいる場合には、低層階よりも被害が大きいことを想定して家具などの固定を低層階よりもしっかりして、よく考えて家具もおくことが大切です。


高層マンションの場合地震が起きた場合には、エレベーターが動かなくなってしまうこともあります。そのため、エレベーターが動かなくなったときに備えて、避難経路の確認をしておくと安心です。また、大きな揺れがあった場合にはドアがゆがんで開かなくなる場合もあります。そのような場合には、バルコニーの隣の家との仕切りを破って隣の家のバルコニーを使って避難します。そのため、バルコニーの仕切りのまわりには物を置かないようにします。マンションによって、非常時用の水や食料などが用意してあるところがあります。また、マンション内に避難所などがあるところもあります。非常時にどのような対策がとられているかを確認しておくと良いです。