マンションの地震に対する耐震性について(愛媛県/電車運転士/31歳/女性)

私は愛媛県に住む31歳の電車運転士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


2011年に発生した東日本大震災以来、今後も大地震が起こる可能性が指摘されています。震災の発生時に最もダメージを受けるものが家屋であって、一瞬にして住む場所が失われてしまいます。国内の家屋は海外よりも頑丈だと言われていますが、東日本大震災の時には津波の影響以外でも多くの家屋が倒壊してしまいました。一般的に住宅と言えば一戸建てか集合住宅ですが、木造の一戸建てに対してマンションは鉄筋コンクリートなので、地震には強いと言われています。耐震性能は3段階で表されていて、最も低い1等級でも震度7の地震でも倒壊しないと言う強度になっています。さらに3等級では震度7の1.5倍の力でも倒壊しない強度となっており、3等級の家屋は非常に耐震性能が高くなっているようです。


しかし、マンションの外観を見ただけでは、どれくらいの耐震性能があるのか分からない場合が多く、購入を検討している人は心配になるでしょう。その場合は建物を検査した際の評価書というものがあるので、それを見ることで耐震性能を把握することができます。ただし、現状では耐震性能が2等級以上の物件は非常に少なく、ほとんどが1等級となっているようです。たしかに1等級でも震度7に耐えられるほどの強度があるので充分なのですが、それ以上の耐震性能の物件が少ない理由は、耐震工事に対してお金がかかり過ぎてしまい、必然的にマンションの価格が高くなってしまい、誰でも購入できる金額ではなくなってしまうと言う問題があるようです。