マンションの固定資産税(大分県/研究員/33歳/女性)

私は大分県に住む33歳の研究員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


分譲マンションを買った場合、買った時点で不動産取得税がかかり、その後は固定資産税が毎年かかります。固定資産税は1月1日現在でマンションを所有している人が対象になり、毎年4月ごろに地方自治体から納税通知書が送られてきます。支払いは一括もしくは年4回の分納が可能です。固定資産税の税額は、物件を購入したときの価格ではなく、固定資産課税台帳に記載された「課税標準額」を基に計算されます。課税標準額は建物の評価額と土地の評価額を、持分に応じて配分し計算しますが、複雑になるため自分で計算するのは簡単ではありません。なお自分で居住するための住宅には数々の軽減措置があって、課税標準額は購入価格より安くなるのが普通です。


床面積が一定以上の新築マンションを購入すると、最初の5年間は固定資産税が半額になるなどの優遇措置があります。ただし6年目には優遇がなくなり、税額が跳ね上がるので注意が必要です。一般にマンションの固定資産税は、床面積が同程度の一戸建て住宅よりも高くなると言われています。土地にかかる税金は持分が小さいだけに低額で済みますが、建物は鉄筋コンクリートで評価額が高くなるからです。また30年経てば、木造住宅なら建物の評価額はゼロになりますが、耐用年数の長いマンションでは、まだまだ税金を払い続けなければなりません。これは資産価値が高いということですから、転売するには有利だとも言えます。いずれにせよ、住まいを購入するなら税の負担を資金計画に入れておくことが重要です。