マンションの固定資産税(福井県/学校事務職員/70歳/男性)

僕は福井県に住む70歳の学校事務職員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションと一戸建の固定資産税の額を詳しく比較してみましょう。固定資産税額の計算からいきます。まず、土地に対する課税は評価額の1.4%です。ただし、軽減措置があります。住宅用地は200平方メートル以下の部分を「小規模住宅用地」と呼び、課税標準額が1/6に軽減されます。また、200平方メートルを超える部分は「一般住宅用地」と呼び課税標準額が1/3に軽減されます。但し、その土地に建てられた建物の床面積の10倍が上限となります。200平方メートルといえば66坪にもなりますから、豪邸を建てようという方以外はすべての部分において普通は1/6の軽減措置が受けられるでしょう。今回の比較でも一戸建は25坪=82.5平方メートルの延べ床面積としていますので、1/6の軽減措置が受けられます。


こちらは期間を区切っての軽減措置となります。従い、一戸建の場合は4年目、マンションの場合には6年目はとたんに税額が上がる事になりますので要注意です。計算結果は、初年度の場合、一戸建で3万3600円、マンションで8万2300円となり、かなり高くなります。マンションの場合、軽減措置がなくなる6年後には、倍に戻りますのでかなりの税額となります。6年後の建物の固定資産税額を比べると、一戸建てが5万2600円に対し14万8000円となります。また、償却期間が長い事も問題で、30年後には一戸建の建物部分はほぼ償却されているのに対し、マンションの場合まだかなりの固定資産税を納めつづけている計算になります。これはエクセルシートを見ていただけると良く分かっていただけると思います。