マンションの固定資産税はいくらか。(愛知県/歌人/65歳/女性)

私は愛知県に住む65歳の歌人です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一般的に、マンションの固定資産税は、同額の戸建て住宅に比べると、やや高いといわれています。これは、戸建て住宅が木造であるのに対し、マンションは鉄筋コンクリート造りのため、資産評価額が高いためだといわれています。固定資産税の計算式は次の通りです。「課税標準額×標準税率(1.4%)=固定資産税額」です。課税標準額とは、固定資産台帳に登録された不動産の価格のことです。この価格に税率をかけて、計算されます。固定資産台帳には、政府の定めた固定資産評価基準によって決定された金額が、課税標準額として記載されます。土地と家屋については、3年ごとに見直されることになっており、原則として、3年間、課税標準額が据え置きされます。


マンションの固定資産税は、住宅ローンのほかにも、必要費用として、計算しなくてはなりません。注意したいのは、課税標準額のほうが、購入価格よりも安いことが多いということです。これは、住宅用地に対して、政府の優遇税制が適用されるためです。住宅用地の特例措置といいまして、公示価額の70%が最大軽減されるというものです。マンションの場合は、共有部分や共有施設部分が、按分されて評価額が計算される場合がありますので、マンションを購入する際には、どのように評価額が計算されるのか、事前に担当者に確かめてみることをおすすめします。このように、固定資産税は、さまざまなケースがありますので、購入前に計算してみることが必要です。