私は埼玉県に住む40歳の花火師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入すると、その翌年から固定資産税と都市計画税の支払いが毎年必要になります。住宅ローンの返済額や管理費・修繕積立金などの維持管理費用についてはきちんと把握している人が多いですが、固定資産税などの税負担をうっかり忘れてしまっている人が少なくありません。新居に引っ越してある程度生活が軌道に乗ってきた段階になってからひょっこりと納税通知書が届きますので、慌ててしまう人も多いです。具体的な税額は実際に納税通知書が届いてみないとわかりませんが、計算式が公表されていますので、自分で概算額を計算してみることは可能です。ただし、その計算の基準となる課税標準額はマンションの販売価格とイコールではありません。
固定資産税の金額を算出する際に基準とされる固定資産の評価は毎年行われているわけではありません。昔は毎年行われていたのですが、市町村の事務負担が膨大となってしまうために、昭和33年以降は3年ごとに評価替えするようになりました。評価替えが3年に1度となっていると、不動産価格が高騰している局面においては所有者にとって有利になります。しかし、その反面、価格相場が下落している局面においては必要以上に高額の税金を徴収されることになってしまい不利です。当然のことながら納税者の不満が高まることになりますので、実際には、不動産価格下落の局面では各市町村長の判断で、簡易な方法によって課税標準額を修正することができるようになっています。