マンションの内覧会に臨む前に(福島県/メイド/32歳/男性)

僕は福島県に住む32歳のメイドです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの内覧会とは、完成間近になったところで購入者に内部を公開し、問題がないかをチェックしてもらうために施工側が設けた会のことをいいます。人生で最も高い買い物の1つと言われる不動産を、いよいよ実際に目にすることができるとあって高揚感の高まるイベントでもありますが、まずは何より大切な資産となる物件に欠陥がないか、完成予想図との違いはないか等のチェックをすることがこの会の最大の目的です。しかし、ほとんどの人がこうしたマンションの内覧会の経験がなく、いったいどのように確認していけばよいのか分からないのが現状でしょう。そこで今回は、内覧会にどう臨むべきなのか、また何が必要なのかを簡単にご紹介していきます。


まず内覧会には、複数の人と同行することが望ましいと言われています。たとえば、夫が仕事の都合で行けず妻1人だけで臨むといった場合、どうしても浮足立ってしまったりまたは遠慮してしまい、聞きたいことも聞けないといったことになりがちです。複数で参加すれば、聞き役確認役などの役割分担ができ、業者側とも突っ込んだ話がしやすくなるのです。またこれは当然ですが、当日は巻き尺の持参が必須となっています。家具や冷蔵庫の置き場所、ドアや窓の間口の大きさ、吊り戸棚のサイズなどを確認するためですが、設計図通りのサイズになっているかの確認もこれでできます。取り付けられた設備はまだ稼働できない場合がほとんどですが、台所のシンクや洗面台等はすでに水を流せる状況にあることが多いため、水漏れや水圧のチェックをしておくとよいでしょう。