マンションの内覧会について。(長野県/講師/71歳/女性)

私は長野県に住む71歳の講師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションの内覧会は、購入したマンションの内覧お披露目会というべきものです。モデルルームを見て契約し、完成を心待ちにしていた購入者にとって、実際にはじめて部屋に足を踏み入れる機会なので、まさに心おどる瞬間だと言えます。これまで図面でしか見ることが出来なかったものが、立体的な空間として確認出来るのです。まさに夢が形になった瞬間ですから、気持ちが舞い上がって当然です。ですが、内覧会は残代金を支払う前の最終段階。あとあとトラブルにならないためにも、物件をしっかりとチェックしましょう。このような物件チェックを建築のプロにお願い出来るサービスもありますが、有料になってしまいます。ですが、プロに頼まなくても、ポイントさえ掴めば(ご家族だけでも)チェックが可能です。


ご家族だけで確認する時には、小さいお子さまは親御様などに見てもらった方がベターです。小さいお子様がいると、注意散漫になってしまい、十分なチェックが出来ない可能性が有ります。チェックポイントを羅列すると、玄関ドアの閉まる速度・エアコン室外機の排水・キッチンタイルの目地とシーリングとつり戸棚の取り付け具合・リビングのカーテンレールが曲がっていないか・サッシの開閉具合・床の傷や傾きやきしみ・和室の襖の開閉具合や鴨居などの傷・お風呂や洗面台の排水が正常に出来るか・ベランダの備品の取り付け具合・・などがあげられます。こんなところを指摘しては細かい人だと思われるのではないかと、躊躇する必要は全くありません。プロと言えど、人がつくるものですから完璧はあり得ません。万が一疑問や不満が有ったら、この機会に必ず伝えるようにしましょう。