僕は香川県に住む51歳のビューロクラートです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築分譲マンションの内覧会は、売買契約を締結して手付金を支払った物件を初めて実際に見る機会であり、ほとんどのマンションがいわゆる青田売りで建築中から販売をしますので、引き渡しの前の工事完了間近な時期に実施されます。この内覧会の目的は自分が購入した居室を見るのが主眼ではありますが、見逃してはならないのが共用部分です。共用部分は専有部分ではありませんので、自分だけのものではないですが、自分が居住するマンションにとって必要不可欠なものですので、自分の居室とともに見せてもらう必要があります。そして、不具合や汚れなどがあるようであれば、分譲業者に対応を要請するべきです。共用部分は完成後は管理組合が対応しますが、内覧会で要望を言うことを妨げられるものではありません。
居室内で見逃せないのは、室内の目に見える部分以外のところです。水回りの排水口、電気系統の分電盤、天井裏なども可能な限り確認しておくべきです。壁や床の汚れはすぐに気付きますが、目に見えない部分の不具合は居住してからでないと気付かないことがあります。全ての窓やドアや障子、襖は実際に開閉してみて、スムーズに動くことを確認します。大手の分譲業者の場合は、引き渡しを完了しても、半年程度経過した時点で、障子や襖の点検に来ます。夏と冬では木製の部分は木材の伸縮によって開け閉めがスムーズにできないこともありますので、引き渡しの時期とは異なる季節にその点検をするのです。そのようなサービスに関しても確認しておきたいものです。