マンションの内覧会では(福井県/ルポライター/21歳/女性)

私は福井県に住む21歳のルポライターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションがだいたい出来上がったところで、その仕上がり具合を点検する内覧会が行われます。高額の住宅ローンを組んで購入する人が大半ですから、出来上がったことを喜んでばかりいずに、きっちりと点検して来る必要があります。内覧会当日は、敷地内に紅白の幕が張り巡らされ、花なども飾られていたりしますので、その場のお祝いムードに飲まれて舞い上がってしまう人が多いです。でも、高価な買い物をするわけですから、浮かれてばかりはいられません。多くの人が2時間程度かけて室内の点検を行います。その間中、マンション施工会社の担当者がずっとそばについていますので、不具合を見つけた際には、一緒に確認することになります。もちろん、きちんと記録を取ってもらう必要があります。


よく、どの程度の傷であれば指摘してよいのかと悩む人がいます。あまりにも細かなクロスの汚れや傷などまでを指摘するのは恥ずかしいと感じる人が少なくありません。確かに、状態によっては、ヘタに手を加えない方がよいような場合もありますが、何でもかんでも遠慮してしまう必要はありません。内覧会で指摘しておかないと、現状有姿で引き渡しを承認するということになってしまいますので、気になる点があった場合には、何でも言ってみるべきです。住戸内のチェックが全て完了した後で、担当者と不具合箇所の最終確認を行い、その記録に双方がサインをします。そして、後日開催される再内覧会までに、その不具合箇所が補修されるという流れになっています。