私は愛媛県に住む59歳の測量士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
内覧会とは、施工がほぼ終わった段階で購入者に住宅を公開し、実物を見てチェックしてもらうために設けられた日です。未完成のうちにモデルルームを見て購入を決めた人にとっては、完成した状態を初めて目にすることができる機会となります。この時に、住宅のあらゆるところをくまなくチェックし、納得した形で入居の最終決定を下したいものです。まず、内覧会は多くの場合予約制となりますので、なるべく余裕が持てるように早めの時間に予約しましょう。時間に余裕があれば、様々なところを念入りにチェックすることができますし、冬なら時間的に暗くなるのが早いので、見えにくいとチェックがしづらくなります。マンションの場合は入居者も多く予約できる時間が限られてくるので、できるだけ早く予約の申し込みをします。
内覧会では、天井や床、押入れの奥など隅々まで調べる必要がありますから、服装はなるべく動きやすい服装にします。また、メジャーや懐中電灯など必要な持ち物をあらかじめ用意しておき、部屋のどの部分をチェックするべきか事前に書き出しておき、効率的に動いて時間を有効に使えるようにしっかり準備しておきます。さて、実際に中に入ったら、まず可能な限り、動かすことのできる設備機器は実際に動かしてみて、動作状況を確認します。インターホンやセキュリティ関連のものなど、実際の使用感を体験しておくことは重要です。また水を流してみて、漏れないか確認したり、隠れていくところを開けてみて確認したりして、気になる点が見つかれば、必ず担当者に聞いてみましょう。