マンションの共用部分の改修方法(熊本県/僧侶/33歳/女性)

私は熊本県に住む33歳の僧侶です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションでは共用部分と専有部分に分かれていますが、専有部分に関しては個人が自由に手を加えることが可能です。専有部分に含まれる部分はマンションによって異なる場合もありますが、玄関ドアやバルコニーに関しては含まれていないのが一般的です。また外部に面するサッシなども共用部分となるために注意が必要です。専有部分以外は管理組合を設立するか専門の管理会社に委託して管理をする形態が一般的です。居住者は管理規約に定められていることを守る必要がありますが、専有部分以外の改修工事は管理組合が担当することになります。居住者は費用を負担することになりますが、購入時に一括で支払うケースもあれば毎月一定額を納めるケースがあります。


管理組合が行う改修工事は、居住者の修繕積立金によって賄われていますが、金額や納入方法はマンションごとに異なる場合があるために注意が必要です。専有部分にあっても外部に面するサッシは共用部分となりますので、ガラスの破損などによる交換も基本的には自由にできないのが原則です。許可制により居住者が修理することが可能な場合とそうでない場合があるため、管理組合に確認が必要なのです。共用部分に関しては価値の統一という意味合いもあるため、居住者が好みのものにすることは禁じられているのが一般的です。マンションでは専有部分以外の取り扱いが管理組合ごとに異なるため難しい部分もありますが、一戸建て住宅のように自分で全てを負担しなくても良いメリットがあると言えます。